今年の新年交礼会は、新型コロナウイルスの脅威のなか、変則中の変則とも言えるZoomでの開催となりました。
冒頭 田村支部長からの挨拶でも「何ともならない事が起きることがある!」との無念のZoom開催を余儀なくされた事、レラカムイ時代からのご苦労を克服し現在の隆盛という部分で企業経営に非常に有益なお話になる旨のお言葉がありました。
新春講演会の講師には、同友会札幌支部会員でもある、㈱レバンガ北海道 代表取締役CEOの横田 陽(あきら)氏をお迎えし、「レバンガ北海道ファンビジネス戦略」と題して1時間半の講演をいただきました。
「商品力に左右されない顧客満足度向上策とは」という私達の常識からでは到底不可能とも思える命題について、「北海道から「人」に「社会」に感動を届け、世の中を笑顔にする」という理念が大前提にあり、キーマンである折茂選手らの涙ぐましい努力により現在のレバンガを築き上げて来られました
「スポーツの試合を提供することが目的ではなく、スポーツは社会問題を解決することに貢献しなければならない」というのがクラブの存在意義であるとし、私たちの同友会活動の中では経営指針の確立と浸透に相通ずるものがあるなと感銘いたしました
また、スポーツビジネスの歴史の中で、現在は応援し、支えてくれる企業に寄り添った新しい価値を創造することが重要で、そのためにはフレームの中だけで考えていてはだめで、「フレームアウト」の発想が大切であると話されました。
御来賓を代表し日本政策金融公庫の森本支店長から、留辺蘂高校にeスポーツ部が出来ることについてのご紹介と、「フレームアウト」の発想に感銘を受けた事と、これからのオホーツクを共に盛り上げてゆきたい旨のご挨拶がありました。
締めは北見地区バスケットボール協会の会長も務められている河合副支部長からも、フレームアウトからの発想をもってこれから道を切り拓いて難局を乗り越えて行きたい旨の謝辞で閉会となりました。