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オホーツク支部の活動報告

3/23オホーツク支部3月例会

3月23日(火)、経営指針づくり委員会の担当で支部3月例会を開催しました。札幌支部、道北あさひかわ支部からもご参加いただき、40名を超える参加者での開催となりました。
 事例報告として「同友会らしい経営指針〜実践、そして経営指針研究会を通しての気づき〜」をテーマに、札幌支部経営指針経営指針委員長を務める(株)工藤商事 代表取締役の工藤英人氏が報告を行いました。
 栗山町を拠点に運送業を営む工藤氏は現在57歳。平成12年(2000年)に創業し、現在では30名の社員、27台の車輌を所有する企業へと発展しました。建築資材の運搬、園芸用用土の管理や運搬、農産物のピッキング及び集荷配送、イベント用資材の運搬など多岐に渡っています。
 しかし、創業からしばらくは資金難に悩み、安い中古トラックを修理しながら、何とか食いつなぐという苦難の時代を過ごして来ました。また、事故やトラブルが相次ぎ、社長自身が「このまま経営しても大丈夫なのか」と不安と戦いながら日々を過ごしていました。
 そんな時、同友会に出会います。間もなく「経営指針」の存在を知り着手しようと試みるのですが、「何のための経営なのか」「社員に対する基本姿勢」「労使見解」など、これまでご自身が避けようとしていた事象と向き合わなければなりません。
 しかし「これ以上逃げるものか。しっかり向き合おう」と腹を決めた工藤社長は、経営指針の作成と実践という「挑戦する道」を選びました。
 また、経営指針を作って終わりではなく「作ってから新たなドラマの始まり」と語る工藤社長。サポーターとしての関わりも強化し、現役の研究生を共に悩みを語らいながら経営指針づくりの活動全般を支援する取り組みもはじめました。
 結果的に会社は見る見るうちに変わり「社員に主体性支えられて成長する企業」へと進化を遂げました。現在は「地域への貢献」にも積極的に関わり、地元の小学生に向けて運送業の仕事の大切さなどを伝える活動も行っています。
 工藤社長のお話しを伺った後は、「同友会らしい経営指針とは?」「どう実践するか?」等について6つのグループに別れてディスカッションを行いました。オンラインの環境ではありましたが、全てのグループで活発に情報交換が行われ、最後のグループ発表ではイキイキとした報告があり、大変充実した例会となりました。

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